初恋crazy!

意外と可愛いとこもあるんだな。


水族館について、イルカショーを見ようという話になり、席に行く。
かなり席が埋まってて、前の方しか空いてない。


「えー、前の方って濡れちゃうよね?」

「俺が上着でガードしてやるよ。」


え?
どうして水城はそんなに優しいんだろう。


「三浦も俺がガードするから気にするな。」

「、、うん。」


そして一番前に座って、イルカショーが始まる。
そして、予想通り水が飛んでくる。


「きゃっ、」

「大丈夫だって。」

そういって私の前に自分の上着を持ってきて守ってくれる水城。


「ありがと、でも水城の上着が、」

「いいって。」


そしてイルカショーも終わって、水族館を回っていた。
きっと自分でも気づかないうちにはしゃいでいたんだろう。

みんなとはぐれてて。



「あれ、みんな、どこ、、?」


一生懸命探すけど見つからなくて、


バンッ


そんな音と同時に目の前が真っ暗になった。

え、こんな時に停電、、、?


「やだ、、怖いよ、、水城・・!」


その瞬間ふわっと包まれる感じがした。


「バカ。勝手にいなくなんな。」


水城が抱きしめてくれてた。
私、、今どうして水城の名前を、、、