本当の幸せを君に…

着いた場所は屋上。

「七瀬さん…俺のこと知ってる?」
「…知りません…」
「そっかぁ~…残念だなぁ…俺結構モテるんだけど」
「そう…ですか…」

優とその男の会話が聞こえる。
俺はその会話なんてどうでもよくて二人で居ることにイライラしてしまう。

「まぁいいや。あのさ。俺と付き合ってよ」
「無理…です」
「なんで?俺の顔嫌い?」
「いえ…嫌いとかじゃなくて…今は誰とも…」
「そっかぁ~。じゃあさ?諦めてあげるからキスさせてよ」
「なっ!?」

バンっ!!!!!
「何やってんの?お前ら」
「村山…先生」
「お前…3年だろ?受験前に何してんだ?教室帰りなさい」
「チッ…」

男子生徒は教室に帰ったけど…
俺が話したいのは優だ。

「優。なにしてんだ?」
「…呼ばれて…」
「呼ばれたから来たの?」
「…はい」

ドンっ…

「!?」
ついイライラで壁まで追いつめてしまった。
「何?怖い?」
違う…こんなことが言いたいんじゃない…