本当の幸せを君に…

「消さないんだ?」
「うん…今まで一緒に居た全ての時間を消しちゃうみたいで嫌なの…本当は大好きだったのに私が弱くて離れちゃったから…大毅君に何の罪もないし…私に消す権利なんてないでしょ?」

「陸斗君は知ってるの?そのこと」
「多分しらない…と思う…。でも電話とか出てるわけじゃないし…。」

今でも大毅君や他のメンバーから連絡が来る…そのたびに胸が苦しくなる。

「そうだよね!優は間違ってないよ!よし!そろそろ帰ろうか!」

「あ…うん。帰ろう帰ろう」

律は私の手を引き校舎を出る。

「私もたまには彼氏にあいたいなぁ…」
「会いに行っちゃえ~(笑)」
「部活ばっかり~でもコレがあるから…大人しく待っとくって決めた!」
そう言い右手薬指を光にかざす。

「律は変わったね~!」
「そう?」
「うん!」

「…あ!!!!」
「え!?」

急に大きな声を出す律。
「数学の課題…机の中だ…」
「やば…どうする?今から取りに帰る?」

「う…ん。さすがにやばいよね…優、先に帰ってて?私取りに行ってくるね!」

「分かった~」

「じゃね!あ、気を付けるのよ?特に男に!!!」
「それは律も同じ~!気を付けてね!」
「らじゃ!」

そのまま律は走って学校に戻っていった。