本当の幸せを君に…

別れと告白…全てが急で自分でも分からない。
「・・・でも…」
戸惑いを隠せない私をさっきよりも強く抱きしめる先生。
でも私は抱きしめ返すことが出来ない…。

「今は俺を好きじゃなくてもいい。好きにさせるから…。大切にするから…。」

こんなにも想ってくれるのに,どうして私は何も言えないの?
先生はカッコイイし優しい。それは十分に分かってる。

「せん…せい」
「ん?」
「私は…わがまま言って困らせると思います」
「うん」
「すぐに気持ちが吹っ切れないと思います」
「うん」
「先生の優しさに甘えすぎると思います」
「うん」
「それでも…いいんですか…?」
私の話を真剣に聞いてくれる先生。

「すぐに吹っ切れなくていい。我儘言っていい。沢山甘えていいんだよ」

「・・・」
私はその優しさに甘えてもいいの?
好きになれるかまだ分からない。
それでも…いいの…?

「俺が守ってやるから…」
「…はい…」
その言葉に私は頷いた。
もう一度、ちゃんと恋したいと思ったから…。