本当の幸せを君に…

「よしっ!着いたぞ!」
「わぁ…海~!きれいですね!!!」

車で2時間。この笑顔を見れば疲れなんて少しも感じない。

「そうだな」

もう夜だから人はほとんど居ない。

「先生~!この貝殻見てください!綺麗ですよ!」
そういい俺の所まで走ってくる七瀬。

薄ピンクの綺麗な貝殻。
「ほんとだ。綺麗だな」

こういうのでハシャグ七瀬を見ると,やっぱりまだ学生なんだなって実感する。
いつもしっかりしてる姿が印象的な七瀬だけど子供っぽい所もあるんだなって安心。

俺はしばらく,ハシャイでいる七瀬の姿を眺めていた。

「バッカヤロぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「!?」

突然七瀬は海に向かって叫んだ。
もちろん驚くのは当たり前で・・・

俺は走って波打ち際に居る七瀬の所に行く。
「ど…どうした七瀬?」
「はは(笑)海…連れてきてくれてありがとうございます!少しスッキリしました」

そう笑顔で言う七瀬の目には涙が浮かんでいた。
でも光の反射で綺麗に光っていた。