本当の幸せを君に…

陸斗side
授業中上の空の七瀬を授業後,準備室に呼び出した。

でも七瀬の口から出たのは
「私…別れます…。」
その言葉だった。

「仕方ないんです…嫉妬や汚い感情で大毅君を苦しめたくない…それにこれ以上こんな汚い自分を嫌いになりたくないんです…。」

でもこんな発言を真っ直ぐな瞳で言える七瀬は七瀬が思っているような汚い子ではないとおもった。
自分を犠牲にしてでも守りたい人を優先できる七瀬は汚れた子じゃない。

でも…そんな七瀬を俺は本当に守りたいと思った。
嘘偽りなく大切にしたいと思った。
俺は狡い人間だ。
傷んだ心に付け入るように七瀬に告白し自分のものにしようとした。

それでもdaikiさんが許せなかったんだ…。こんなに七瀬に愛されているのに不安にさせるdaikiさんのこと…。

簡単に七瀬の心をつかんでるのが許せなかっただけなんだ…。
だって・・・俺も七瀬のことが大好きな一人のオトコだから…。

「なぁ…明日終業式後,海行かない?」
「海?」
「どうせ明日過ぎれば夏休みじゃん?行こう?海」

涙目の七瀬を少しでも笑顔にしたくて先に言葉が出ていた。

「(笑)海かぁ…いいですね」

涙を浮かべつつ笑顔を見せてくれる七瀬はとても美しかった…