本当の幸せを君に…

陸斗side
七瀬が学校を出た後、俺たちはホテルを
探すため街に出た。
丘坂から近くないと意味ないし…
せめてここら辺だろうって…

でも中々受け入れてくれる所がない。
『申し訳ありません…予約がいっぱいでして…』
どこもこの台詞ばかり。
「先生、俺たち野宿?」
「いや…まじでヤバイぞ…」
もう回って4件目…
「だいたい考えが甘いのよ…その日にいって予約が取れるわけ…」

律の言うとおり…
はぁ…本気でどうしよう…
どこも2週間ほど先まで予約いっぱいだって・・・
このままじゃ野宿?

「あれ?ねぇ…あの人って優じゃない?」
「「「「どれ!?」」」」
「ほら」
「「「「あっ」」」

「優―!」
「律っ!!!と皆さん!‽」