本当の幸せを君に…

大毅side

ガチャ…

「はぁ…」

俺は家に帰り、広々とした部屋を見渡す。
優と別れて少しは慣れたと思っていたけど全くだな。

祖父母が俺にくれたこの家…
優と暮らせるって決まった時はスゲー嬉しかった。
でも今じゃただのデカイ屋敷。

今でも優が使っていたもの、優との思い出の物って何も捨てられていない。
だからこそ家に帰るとまた、「おかえり」って聞こえそうで…


「俺は何をやってんだ・・・」
自分が不安にさせた癖に。

電話もメールも一回も掛かってこない。
いつも俺ばかり。
でも俺が掛けるのをやめてしまえば,もう連絡は絶対に取れないと思う。
それが怖くて掛けない選択は俺には出来ないないし、しない。

優が芸能界に入ったのも理由が知りたい。
同じ事務所なのに会えないし。

一回、事務所全員で集まる企画があったけど、メディアに引っ張だこの優と律ちゃんは居なかった。