あぁ…。学校なんて
つまんねぇー…





くそ!くその塊だっ





へっ‼︎




なんて考えながら廊下を歩いていると
角で人とぶつかった。





ードンッ



おかげで尻もちをついちまった。





ただでさえ、イライラしてんのによ!





「誰だてめぇー、ツラ貸せや。」





前を見ると、幼馴染の瑠奈が
倒れていた。





「ご、ごめんなさい‼︎」





何してんだ、こいつ。





瑠奈は、俺の姉貴みたいなやつで
よく面倒を見てもらってた。






まぁ、ぶつかったくらいで…
喧嘩するのは、良くないよな…





ってあれ⁉︎





瑠奈がもう、いねぇえええ






なんだあいつ!




ちゃんと謝りもしねぇーで…。







はぁ、…。






本当、なんでいっつも。
瑠奈だけ許しちゃうんかなー…






嫌な思い出を思い出した。






俺と瑠奈は中学生で、一緒に帰ってた時
瑠奈と俺で二人で並んで歩いてた。





高校とか、進路の話を
瑠奈は、したんだよ。





でも、俺馬鹿だったし…
つか、馬鹿だけどさあ





「私ね!、風間学園に行くことにしたの。」





正直、瑠奈と一緒にこーして
話してたい。





瑠奈と居ると落ち着く。






風間学園ね…。
俺も、行くかなー…





てか、行けんの?笑
馬鹿なのに。





努力すれば、なんとかなっかなー。





考えが単純過ぎたけど、




「んじゃあ!、俺も行くー‼︎」




瑠奈は、すごく喜んだもんだから。
本気でやろうとその日決めた。





友達に言ったら


「はぁ⁉︎、風間学園⁉︎笑、お前絶対無理‼︎やめとけ。」
とか、
「頭いい奴が行くとこなんだよ、夢を大きすぎ笑」




って、馬鹿にされた。





まぁ、そりゃそうだよな。




それから、部屋から一歩も出ず
毎日、毎日。瑠奈に教えてもらいながら





なんとか、ギリギリ入れた。





その後、





瑠奈に告白した。





ー「好き。」



でも、瑠奈は。笑



「え?、ありがとー⁇」



多分、付き合っての方とは思ってなかったみたいで



鈍感、鈍い。



まぁ、俺の言い方が悪かったんだけど…。





あぁあああああ…
じゃああの時の俺の勇気どこ行ったんだよおおおお







もー、やめよう。
この思い出は、頭の奥の奥にしまっておこう。






後ろから声がした。
「矢吹様ああああ‼︎」





振り向くと
隣のクラスの神崎 ゆりが手を振っている。





どっかのお嬢様がなんで俺なんかに…。




神崎が走ってくる。




ードテッ…




「( ゚д゚)…」




顔面から、神崎は。
転んだ。




これは、痛い。





「だ、大丈夫か?…」




近づくと、スカートがめくれて
思いっきり




パンツが見えている。





ーピンクのフリフリ…




いけねぇー。
見なかった事に…




「っ…〜‼︎」



(なんて無様なんだ…)




「大丈夫…です‼︎これしきの痛みなど…!…うっ…」



神崎は、立ち上がって
鼻を抑えた。



「無理すんなよ。笑」



抑えた鼻から、血が。




「うああ、鼻血がああ」



ティッシュを探す、
ハンカチしかねーわ。




しかも、一日洗ってないやつ( ゚д゚)



「カバンにハンカチとティッシュ置いてきてしまいました…」




鼻に付けないで使ってもらうか…



「こ、これ…使えよ…。」



一日洗ってないハンカチを
神崎に渡した。




「手をまず拭け…んでそれ鼻に付けちゃダメだから…」



神崎は、ハンカチを
鼻に付けた。



おい‼︎、言ったそばからああああ





馬鹿かお前ええええ