今日は、風が暖かい。
いい天気、最高の読書日。
でも、風がちょっと…
強いかな…?
髪が邪魔で本が読めない…
イライラするな…。
髪を耳にかけた。
そしたら…
「綺麗。」
早瀬先輩が私を見た。
驚いてハッとした…
私も先輩を見た。
え⁉︎…
二度驚いた、
だって。いつも笑わない
先輩が…
笑ってる!
レアだ…写真撮りたい…
脳内でシャッターを押しまくった。
(プッシュ!プッシュ!)
え、でも綺麗って何⁇
何のことだろ…?
しかも、いきなり
綺麗。って…笑
ー「君が、」
え、今なんて…っ
聞き返そうと思ったけど、
先輩は、本を読みに戻ってしまった。
集中してるとこ、邪魔しちゃいけないし…
え、でも
君が、って言った⁉︎
だとしたら
もの凄く嬉しい。
夢でも見てるのか…
想像しただけで、顔が熱くなるのを感じた。
だって…
笑ってたんだよ⁇
めっちゃかっこよかった。
