Room.この部屋で





私は、本が好き。



本は何でも教えてくれる気がする。







読んでて、害なんてない



小さい頃、烈に読み聞かせとかやってたなー。





「本なんてつまんねぇーよ‼︎テレビがみーたーい。」





全然聞いてくれなくて、
よく喧嘩してた。




あぁー、本読みたいー。





「瑠奈ー?瑠奈、起きてー!」




体を揺すられる。
綾美の声だ、起きなきゃ…


ってあれ⁇



いつの間に寝てたの?私




「え⁉︎、今何時!」

「え?放課後だけど…。」






やばい‼︎急がなきゃ



急いで飛び起きた
図書室に向かう。



なんで、寝てたんだろ‼︎
時間無駄にしたあああああ




「ちょっと、瑠奈あああ⁇」




廊下を走る。



ードンッ



誰かに肩がぶつかった。
でも、そんなの気にしない。




今は、本のことで頭がいっぱいなの、
早く行かなきゃ



「ご、ごめんなさい‼︎」





走って図書室へ向かう。
図書室に、ついた。



先に、図書委員長の早瀬 大地先輩が
本を読んでいた。



綺麗な黒髪、鼻が高いし、身長高いし!
目がぱっちりしててメガネをかけてる。



先輩は、必ず本好きの私よりも先に図書室にいる。



本当は、どの作者が好きだとか…
どの本が好きだとか、ジャンルは何が好きだとか。



話したいんだけど、ね?




「早瀬先輩、今日も早いですね。」
「...あぁ。」




〈〈〈〈〈会話が弾まない‼︎‼︎〉〉〉〉〉