雫は・・・・

雫はいつも私の光だった

特別守ってくれたわけでも、なんでもなかった



ただただ、いつもあたしに向けてくれる笑顔
それだけで・・・・それだけでよかった
あたしの隣で笑ってくれてたら


でもいつからか変わってしまった
狂ってく雫を見てただけで

彼女が笑わなくなったって
いつかまた笑ってくれるって・・・
その根拠のない何かを信じて


だけど何も変わらなかった
雫は狂ってくばっかりで
しまいには男を拒否するだけでなくて、
同性と体を重ねるようにまでなってしまった



あたしはまた無視をした
根拠のない何かを信じて信じ続けて・・・・

結末なんてわかっているくせに
それでも無視した

それの結果が、今である


雫は一人じゃ眠れなくなって
何も考えないように同性の女の子と体を重ねるようになった



それでも黙ってみてた
よく学校でもヤってるのも
家に女の子を連れ込むところも見た

それでも、それでもあたしは
止めなかった。
言えなかった。
無視し続けた。