勇也は、学校に着くまでずっと私の後ろにいた。

下駄箱でも、靴を履き替えるのが遅い私を待っててくれた。

教室に行くときも、ペースを落としながら行ってくれた。

勇也って実はやさしい・・・?のかな??

教室に着いて、私が勇也との関係をみんなにばれたくないのを思い出した様に、私の肩を、

ぽんっ

と、叩いて自分の席に向かってった。

私も自分の席に座った。

席に着くと、麻里と真知が来た。

真 「おはよ~!」

麻 「おはよっ!」

円 「2人共おはよ~!」

と、返事すると、麻里と真知は笑った。

私は鞄の中から、教科書や筆箱などいろいろ出して、鞄を後ろのロッカーにしまいに行って席に着くと、先生が来た。