桃色初恋、甘口キス

エプロンを外した立花さんは、カウンターの瀬田君の隣に、当たり前のように腰をかける。
出されたドリンクをそれぞれ飲みながら、2人は勉強を始めた。

「いいな、ああいうの」

黄原は羨ましそうに、二人を見つめていた。

「いいって……?」

「一緒にいるのが自然なカップル。
俺も、青葉とあんな感じになりたい」

……っ!
もう、こいつは次々と!

「あの、さ……」

「ん?」

「あたし、毎日恥ずかしいんだけど」

「そう?」

やっぱりこんなの慣れないし。
こんな感じになっちゃうんなら、前みたいにからわれてたほうが、マシだ。

「うみ」

「あ、え? ん?」

なんで急に名前呼び?