桃色初恋、甘口キス

昨日の放課後。
愛ちゃんの決意を聞いて、告白方法の作戦会議をした。

「靴箱に手紙……?」

「愛ちゃん、うっかり靴箱間違えたら悲惨だよ?
それに、もしもだよ?
先輩が落とたりして、誰かに拾われたらまずいよ?」

手紙に想いを綴ったって、待ち合わせ場所だけ書いたって。
本人以外に読まれるリスクがある。

それに、先輩が手紙を読んで返事をくれるとも、指定場所に行くとも限らない。

「それは嫌……」

眉をハの字にして、愛ちゃんは顔を左右に振った。
嫌そうな顔も可愛いなんて、反則だ。
同じ女子なのに、どうしてこうも違うのか。

「連絡先とかも、知らないし、どうしよ……」

ん? 連絡先?