『....伶香....続きは??』
『はぁ!?伝わんなかったの!?』
鈍いっ!って怒鳴られちゃった。
『............俺、だいぶ苦労しそう........』
『そーだね。楓はそーとー物事をハッキリ話す必要があるよ。』
待って!!
あたしみんなから“可哀想な子”な目で見られてるよ!!
『バカにしてる??』
『そこは気付くんだ?(笑)』
祐也くんは楽しそうに答える。
結局、あたしは伶香の続きはわからないし!!
どーせバカですよー!とでも言うように、あたしはほっぺたを膨らませた。
『ハハッ。雫ちゃん?雫ちゃんはさ、楓のケータイ見て、鍵付きのメールが有ったら、それは誰のだったらうれしい?』
やさしく、幼稚園児に言うように聞く祐也くん。
鍵付きのメール............
そりゃ....
『あたしの........?』
『そーだよね♪そーゆー事だよ。雫ちゃん』
ニッと爽やかに笑った祐也くん。
って事は............
『伶香っ!よかったねっ!うれしいねっ!』
ギュッと伶香の手を両手で包み、言った。
『遅いんだけど。色々と。』

