『心配なんてしなくていーのよ、雫。』
『実はあんまりしてないよっ!』
『結構、雫ちゃんも言うよね(笑)』
こうやってふざけられる友達、大事だよね。
『あ........伶香、ケータイチェックは終わったの??』
結構長い時間チェックしてたけど....
『まあね。芽流とは3通しかやり取りしてなかったわよ』
『そうなんだ?じゃあ、何をそんなに見てたの?』
流れ的に当たり前の質問のハズが............
あたしの質問で伶香の頬がほんのり赤くなった。
『えっ!?伶香!?』
こんな伶香は初めて見たから、戸惑った。
『鍵付きの、メールあって........』
しどろもどろに話す伶香。
うん。それが???
続きが気になるあたし。
『............うわ。ゆーや、そんなんなんだ』
『うっせ』
可愛く身震いをさせた楓くんにつっこむ祐也くん。
............ん?
何故伶香が顔を赤らめてるのか2人はわかるの!?
伶香はまだ“鍵付きのメールがある”事しか言ってないよ!!?

