『ほら、2人は通じ合ったんだからさ............最終的には会話をしなくとも
意思疎通がとれるようになるんじゃない?』
前髪をサラッとキメながら言った祐也くん
『ばか。いつまでそのネタ引っ張んだよ』
せっかく決めた祐也くんの前髪をぐしゃぐしゃにする楓くん。
『あぁー!俺の前髪ぃー!』
『....うわっ、その顔ウザっ』
わざとらしい泣き顔を見せた祐也くんにキツイ一言。
『仲良いよねっ、2人って!』
仲良し。いつも見てて思う。
『........そ?』
ちょっと照れてる楓くん。
『そーなんだよ!中1からずっと一緒だからな!雫ちゃん、羨ましい!?』
『えっ?う、うん』
そりゃ、中1からずっと一緒なのは............羨ましいよ?

