『んー。全く意味がわからないよー?雫ちゃんはいきなりキレるし、
楓は雫ちゃんと意思疎通出来てるみたいだし。俺ついてけねー(笑)』
俺も仲間に入れてくれよぅとふざける祐也くん。
『いや、お前いたら余計ウザい』
祐也くんにも毒を吐く楓くん。
............あれ?
あたしと楓くんが意思疎通出来てる............?
あたしが涙目だったのは、楓くんが他の女の子とメールしてたら....って
考えたから。
それで、楓くんはあたしの涙を拭いながら、
【大体。俺のケータイの履歴、怖いぐらい雫しかないから。】
................たしかに、意思疎通............出来てる!!
あたしが気がつかなきゃいけなかったのは、
意地悪されてるって事よりも、楓くんがあたしの気持ちを理解してくれた。
って事だよね!
『楓くん、あたし達意思疎通できてる!』
楓くんはあたしが色々想像している間、ずっと祐也くんと話してたから
急に何?って顔してる。

