『ま、あたしはいーけど？その代わりなんかおごってよね』
『ツラっ！！....って、雫ちゃんは？？』
祐也くんの言葉を聞き、ちらっと楓くんを見る。
楓くんも一瞬あたしを見た。
一瞬目が合って、その後楓くんは祐也くんに目を向けた。
『....雫は、俺が教えるから大丈夫。』
....................え？
教えるのが面倒な訳じゃなかったの？？
それに、それはきっと二人っきりでって事でしょ？？
うれしい............
急降下したあたしのテンションは一気に急上昇した。
『どこで？雫ちゃんに勉強教えるの？』
『............俺んちで........？』
にっと笑いながら訊ねた祐也くん
『へぇ〜♪俺ら邪魔ってことか♪』
『....................』
『あ、なんも言わないんだ？？図星？』
何故か、祐也くんのSスイッチがオンになってしまった。
『俺ら邪魔？？雫ちゃんとラブラブしたい？？』
『............ほんとゆーやウザイ。』
『祐也、そろそろやめなさいよ。西島マジでキレるわよ』
伶香が仲裁に入る。
『キャー♥楓が怖い〜』
祐也くんはふざけながらあたしの腕に自分の腕を絡ませながら言った。
『えっ！？』
腕を絡まれたからびっくりした。
