『いやー。2人で芽流をイジめたんだって?意外とやる子なんだね?雫ちゃんも』





あたしの前の席........美和の席に座り自分のケータイを眺めながら
まるで週刊誌を愛読してるおばさんのように呟いた。







てゆーか........芽流ちゃんをイジメた!?




『いやいやいやっ!ないから!』





全く身に覚えがありません!!




『........お前、芽流とやり取りしてんのな。』


楓くんは呆れ顔。




そこに食いついたのは、今まで静かだった伶香で。





『はあ!?芽流と!?ちょっとよこしなさい!』





一気に鬼の形相と化した伶香は祐也くんのケータイを
無理矢理奪い取った。