ケータイ小説作家に恋をしました。2


その日の夜――

明人はポポロのブログを読んで、再び激しく動揺した。




【侍シェンシェ】読んでくれて、ホントにありがとう!!


今日は、昼間から豪勢にホテルの最上階にあるレストランで食事をしちゃったのだ。

当然、おごりでwww


一緒に行った人が、常連だって言ってたのに…


窓の外を見て、わたし以上に感動してるし、「御注文はお決まりですか?」と聞かれて


「ラーメンセット」


って、ないって――!!
高級レストランなのに、あるわけないやんwww


多分、わたしの為に、ガイドブックか何かで調べたんやろね。

無理しなくていーのにね……



「だ、誰だ?
愛しのポポロと、昼間っから展望レストランでご飯を食べたのは!!

くそ~っ


しかも見栄張って、初めて行くのに常連だなんて…

マヌケな奴なのに!!」



お前だよ…


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