月曜日――
出社した明人は、夕陽に向かって走り過ぎて筋肉痛になった足を引きずりながら、阿川さんに話し掛けた。
半分…以上、ただの拷問としか思えなかったが、遊園地に連れて行ってもらった事には違いない。
「あ、阿川さん…
拷問…いや、遊園地ありがとう」
「おはようございます。
いえ、良いんですよ。私が行きたかっただけというのもありますし。
それに、ブログのネタにもなりましたしね。あ…」
「ブログ?
阿川さん、ブログ書いてるんだ。
僕はインターネットだとか疎いから、書いた事ないけど…」
「か、簡単ですよ!!
ぶサイトに、登録すれば良いだけですから」
「ふーん」
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