ケータイ小説作家に恋をしました。2


「い、い、一緒に…


遊園地に、行った奴がいるだとお――!!」


ああ…
明人の心は、悲しみ本線日本海。

行ってみたいよ、みちのくひとりたび。

先輩誘って、六本木でポッポッポ。



明人はブログを読んで、猛烈な脱力感に襲われた。

でも――


考えてみれば、ポポロも23才。

一緒に遊園地に行く男性の1人や2人や3人や4人くらいは、いてもおかしくない。


いや、僕は今からポポロと遊園地に一緒に行ける様になれば良いんだ。

そうだ…
後ろ向きに生きる事は止めたんだ。泣いている暇があったら、夕陽に向かって走るんだ!!


「うおおおお~っ」


明人は激しく落ち込んで散々うなだれたあとで、妙に納得して自己完結した。


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