ケータイ小説作家に恋をしました。2


だーっ
ダメだダメだ!!


僕にはポポロという、最愛の人がいるんだ。

少しくらい優しくされたからと言って、少しくらい可愛いからといって、少しくらい好き……



好き?



誰が?
僕が?

ダメだ―――――!!


明人は慌ててポポロのホームページを開くと、携帯電話を高々と持ち上げた。


「す、すいません…
少し笑顔が可愛くて、心がムーブメントしました。

もう浮気はしません」


あ、明人…
その姿は、ウルトラ●ンが変身する時のポーズそのものだ。

変身するぞ…


「ふう…
今どこからか、"許す"と聞こえた気がするから、良い事にしよう」


明人はようやく、ポポロのブログを開いた――


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