は…ははは。
人生って、さすがにそんな最悪の事態ばかりではないハズだ。
(でも待てよ、思い起こせば悪い事ばかりしかないな…)
明人は思い切って、メールを開いてみる事にした。
最悪の時は見なかった事にしようと、心に強く誓った。
「阿川さんからじゃん!!」
明人は何か息苦しくて、心臓がバクバクと激しく打ち付ける振動に、クラクラしながらもメールを読んだ。
>佐藤さん
せっかくの休日を、私に付き合わせてしまった様でスイマセンでした。
私は十分楽しかったですが、埋め合わせに何かまた考えますね――…
キュン!!
ハッ!?
ま、まただ。
何なんだこれは?
韓国の幽霊か?
それはキョンシー!!
明人は阿川さんからのメールに、自分をツッコミながら悶絶した。
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