ケータイ小説作家に恋をしました。2


やっぱり、これは拷問だったんだ――!!

1回転、2回転…
ひねりが入って、月面宙返りかよ!!



ガタン、プシュー…

「佐藤さん、面白かったですね。
さ、佐藤さん!?」


「燃えた…
燃え尽きたよ…
真っ白な灰に……」

明人は既に影が薄くなり、明人の周りだけが白黒映像になっていた。




「ふう…
あれは、拷問ではなかったんですかか?」

「拷問?
あれはジェットコースターですよ」


明人は係りの人に、まるで粗大ゴミの様にジェットコースターから引きずり出され、すぐそばのベンチに放り出されていた。


阿川さんの言葉を聞きながらも、明人は素直に信じる事が出来なかった…


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