ケータイ小説作家に恋をしました。2


彼は急に真剣な表情になると、明人の目を見ながら言った。

「好き――…



い、いや、俺がオッサンにホレたって意味じゃないぞ!!

オッサンがポポロの事を本気で好きなら、何も迷う事なんか無いんじゃねえ?

好きなタイプが分かってるなら、そんな男になれば良いだけじゃん。
当然、自分らしさ失くしちゃいけないけどさ…」

「でも、変わるって言っても、そう簡単には…」


伏し目がちになる明人に、彼は徐々に強い口調になってきた。

「オッサン!!
あんた間違ってるよ。

本当にポポロが好きなら、モジモジウダウダしながら自分の殻に閉じこもっていちゃ駄目だ。


俺の場合、シャコがどんな男が好きなのかも分からないし、彼氏もいる…
それでも、シャコが困った時やツラい時には支えになりたい。

たから、少しでも頼りになる様な強い男になる為に、毎日努力しているんだ。


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