ケータイ小説作家に恋をしました。2


「か、関係ないって、もうファン辞めたんですか?

ちゃんと最後まで読みましたか?」


明人はもう腐った死体の様に返事もせず、動かなくなった…




昼前――


明人はいつもの海辺の公園で、テトラポットの上に座っていた。

「はぁ…
結局僕は誰も好きになってはいけないし、好きになってもらえる事もないんだ。

人並みの幸福なんて、僕には似合わないんだ…」


明人の暗黒オーラは、海からも怪しげな生物達を呼び寄せた。

知らず知らずのうちに、テトラポットの下には何万ものウミウシとアメフラシが集まっていた。


「そう言えば…」


明人は不意に、朝阿川さんが言った事を思い出した。


「最後まで読んだか…?」

明人はポポロのホームページを開き、もう一度プロフィールを見た――


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