その日の夕方、外から帰ってきた明人は、携帯電話の画面を食い入る様に見ながら悩んでいた。
その様子を見た阿川さんは、よせば良いのに声を掛けた…
「佐藤さん、どうかしたんですか?」
明人は何かに必死になっていたので、振り返る事もなく返事をした。
「それが…
朝からずっと探しているんだけど、どこにもポポロの好きな男性のタイプが載ってないんだよね…」
好きな男性のタイプ?
明人よ…
どんなタイプが好きだろうと、絶対に該当しない事だけは間違いないぞ。
「好きな男性のタイプですか…
そうですね~
男前で面白い人ですかね。
あ、男前って言っても、顔がカッコイイとって意味ではなく…
普段はスゴイ面白いけど、いざという時には頼りになって…
さりげない優しさが――…」
.



