ケータイ小説作家に恋をしました。2


その日の夕方、外から帰ってきた明人は、携帯電話の画面を食い入る様に見ながら悩んでいた。

その様子を見た阿川さんは、よせば良いのに声を掛けた…


「佐藤さん、どうかしたんですか?」


明人は何かに必死になっていたので、振り返る事もなく返事をした。

「それが…
朝からずっと探しているんだけど、どこにもポポロの好きな男性のタイプが載ってないんだよね…」


好きな男性のタイプ?

明人よ…
どんなタイプが好きだろうと、絶対に該当しない事だけは間違いないぞ。


「好きな男性のタイプですか…

そうですね~
男前で面白い人ですかね。
あ、男前って言っても、顔がカッコイイとって意味ではなく…

普段はスゴイ面白いけど、いざという時には頼りになって…
さりげない優しさが――…」


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