有頂天になった明人は、帰宅した後もBBSに書き込みを続けた。
しかも、小説とはまったく関係ない世間話を、延々と書き続けた。
しかし、意外な事にポポロは明人の嫌がらせの様な書き込みに、いちいち返事を返してくれた。
というか、単に暇人なのかも知れない…
いや暇人なんだろ。
明人の書き込みは果てしなく続き、明人が力尽きて携帯電話を握って眠る3時過ぎまで途切れる事はなく…
BBSは、明人の200件に及ぶ書き込みで埋め尽くされていた。
この日の明人の寝顔は、満足感に満ちあふれていて、まるでアレがアレした時の様だった。
そして、確実に育ったものがひとつ…
それは恋心。
最初は憧れの様な淡い想いだったが、何百というやりとりで、その感情は確実に恋心へと変化していた。
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