明人はカッターシャツのポケットから携帯電話を取り出し、ポポロのホームページにアクセスした。
このポポロって人は、あんな小説が書けるくらいだから…
きっと、スゲェネガティブな僕をも理解して、変えてくれるに違いない!!
そしてあわよくば…ウヘヘ。
なんだよウヘヘって!!
だが確かに、ポポロは明人に変化をもたらしつつあった。
「ウヘヘ…
初めてのデートは、まずあそこに行って…
それからあそこで…」
そう。
スーパーネガティブな性格に、スゲェ妄想癖をプラスしていたのだ!!
意外と染まりやすい男、明人。
「でも…
あそこでこんな失敗をして、平手打ちをされて、フラれて…
独り淋しく電車に乗って帰るんだ…」
妄想の中ですらネガティブな男、明人!!
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