ケータイ小説作家に恋をしました。2


アパート前の寂れた通りを、街灯の明かりを頼りに5分ほど駅の方に行くと、小さい本屋があった。

明人はその本屋に入った…


明人はコンビニほどの広さの本屋に入ると、すぐに入口の正面奥にケータイ小説コーナーを見付けた。

ケータイ小説コーナーに駆け寄り、スゲェ妄想彼氏と陰性のアイツを探す明人…


「あった!!」

珍しく負のオーラーを発生させていない明人は、いつもなら目の前で買われてしまうところだが、その2冊の本をゲットした!!


2冊?
明人は、持ち歩き用、読書用、保存用の3冊ずつ欲しかったのだ!!


「た、足りない…

もしかしてこれは、影の組織が僕の邪魔闇をしているのでは?
そういえば、小学生の頃にも同じ様な事が…


ルールールルー
ルールールルー


そうだあの時、少年マガジンを買おうと本屋に行った時…

大雨で本の到着が遅れ、一度家に帰って時間を潰し、もう一度行くと既に到着していて最後の1冊が目の前で…


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