ケータイ小説作家に恋をしました。2


「これぞ運命の人だ!!
人生で初めて経験する、この口の奥が酸っぱくなる様な感覚。

それにスーパーネガティブな僕が、ポポロの小説を読んでいる時は、全く暗い気分にならなかった。

この人と…
この人と一緒にいれば、僕のネガティブパワーも発動しないのではないのか?」


ポポロの作品に出会い、飾らない明るい人柄をブログで知った明人は、ファンというよりも…

いきなりフォーリンラブ!!


ポポロに影響され、その日以来、グリンピースとサザエが嫌いになった。
当然、日曜日の夕方は別番組を見る事にした…

って、そのサザエじゃねー!!



すると、明人はスッくと立ち上がると、時計を確認して再び自宅を出た。

「さすがに、拾った本というのは良い気がしない…

駅に届けに行って、近所の24時まで開いている本屋で新しいのを買おう。

持ち歩き用と…
読書用と…
保存用の3冊!!」


お前何者だ…


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