翌日の12時前――
明人は阿川さんの勤務する、スーパーの駐車場にいた。
そして、自分自身の頬を叩いてに気合いを入れると車から降り、店内へと向かった。
明人は自動ドアを通り抜けると、阿川さんを探した。
阿川さんは、すぐに見付かった。レジで商品の計算をしていたのだ。
明人は客が切れた時を見計らって、阿川さんに近付いた。
「あ、阿川さん…
お昼一緒にできるかな?」
「あ、佐藤さん!!
12時30分に交代なので、待っててもらえますか?」
「じゃあ、駐車場にいるから」
明人は言われるまま、駐車場の車の中で阿川さんを待つことにした。
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