ケータイ小説作家に恋をしました。2


翌日の12時前――


明人は阿川さんの勤務する、スーパーの駐車場にいた。

そして、自分自身の頬を叩いてに気合いを入れると車から降り、店内へと向かった。


明人は自動ドアを通り抜けると、阿川さんを探した。

阿川さんは、すぐに見付かった。レジで商品の計算をしていたのだ。


明人は客が切れた時を見計らって、阿川さんに近付いた。

「あ、阿川さん…
お昼一緒にできるかな?」


「あ、佐藤さん!!
12時30分に交代なので、待っててもらえますか?」

「じゃあ、駐車場にいるから」


明人は言われるまま、駐車場の車の中で阿川さんを待つことにした。


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