「そうだったのか…」
明人は携帯電話を開いたまま、目を閉じた。
僕は今でも不幸を呼び、悪霊を周囲に漂わせながら生きている。
考え方は少しポジティブになったけど、それでもまだまだネガティブなままだ。
だがら当然、守っていく自信はないし、約束もできない。
だけど――
それでいいのかも知れない。
片方が一方的に寄り掛かる関係なんて何も育まないし、2人でいる意味なんてない。
お互いが足らない部分を補い合い、一緒に成長していけることが大切なんだ。
僕はまだまだ自信もないし、頼りない存在だ。
だけど、これからでも変わっていけるし、成長はしていく。
大丈夫。
僕は、まだまだ頑張れる!!
大丈夫だ――…
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