ケータイ小説作家に恋をしました。2



「そうだったのか…」

明人は携帯電話を開いたまま、目を閉じた。


僕は今でも不幸を呼び、悪霊を周囲に漂わせながら生きている。

考え方は少しポジティブになったけど、それでもまだまだネガティブなままだ。


だがら当然、守っていく自信はないし、約束もできない。



だけど――



それでいいのかも知れない。

片方が一方的に寄り掛かる関係なんて何も育まないし、2人でいる意味なんてない。


お互いが足らない部分を補い合い、一緒に成長していけることが大切なんだ。



僕はまだまだ自信もないし、頼りない存在だ。

だけど、これからでも変わっていけるし、成長はしていく。


大丈夫。
僕は、まだまだ頑張れる!!

大丈夫だ――…


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