でも、わがままかも知れないけど…
女の子としては、やっぱり告白されたい。
そして、運命の日が訪れた。
あたしが仕事中に、段ボール箱の下敷きになり救急車で病院に運ばれた時…
その人は、何よりも大切な用事があったにも関わらず、偶然通り掛かったというだけなのに、病院に駆け付けて来た。
その姿を見て、本当は泣き出しそうだったけど…
必死に涙をこらえて、いつも通りに振る舞った。
でもね…
あたしは気付いたんだ。
その人も、きっとあたしのことが――
ねえ、一度くらい自分が不幸を呼ぶ男だということを忘れて…
ねえ、一度くらいそのネガティブな思考を停止して…
自分から、好きだと言ってくれないかな?
待ってるから…
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