ケータイ小説作家に恋をしました。2


ジェットコースターを拷問の器具と勘違いして暴れるわ、メリーゴーランドの馬に追い掛けられると言って走り回るわ…

あげくの果てに、ムード満点のはずの観覧車でも、ここからバンジージャンプをさせるのかと大暴れ。


いったい、どんな不幸な人生を送ればこんな思考回路になるのか、解剖して覗いてみたい。



それでも、何となく距離は縮まっていき、あたしは自分の気持ちに気付き始めた。

その人があたしのことをどう思っているのかは、全然分からなかった。

でも、それでもいいかなと、無理矢理に思い込んだ。


そして、あたしの派遣期間は終了した…


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