真っ直ぐな瞳。
真っ白な心。
不幸を呼び込む体質と、それによりネガティブになった思考。
暫く見ているうちに、こんな自分が恥ずかしくなってきた。
本来のその人は、誠実で思いやりがあり、本当に一生懸命生きている人だった。
その人は本当に純粋で、そのキラキラと輝く瞳に映ったあたし自身が、ひどく自分勝手で汚れた人間に思えた。
そしてあたしは、時間が経つにつれその人を本気で応援したくなっていた。
だって、もったいないじゃない。
現在の世の中に、こんな人はいやしない。
不幸体質も、ネガティブな思考が改善すれば変わってくるはずだし、少しでもその手助けをしたい。
そう思うようになっていた。
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