ケータイ小説作家に恋をしました。2


担当の取引先が倒産することは日常茶飯事、落雷するわ、家事になることはあるわ、そこだけ局地的な豪雨なんてこともあった。

ありえない。


中には、突然相撲取りが10人くらいやってきて暴れまわる、ゲリラ場所が行われた会社もあった。


スゴイ!!
この人の撒き散らす不幸は本物だ。

私はますます興味を持ち、営業から帰ってきても、その日に何があったのか聞きたくて話し掛けるようになった。


でも、その人は私を優しいとか勘違いしたらしく、嬉しそうに話し掛けてくるようになった。

バカみたい。
あたしにとっては、新しいオモチャを与えられたようなものなのに…


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