ピンク色の画面に溢れる文字…
小さい携帯電話の画面で見た明人は一瞬頭痛がしたが、ポポロを探す為に歯を食いしばって画面をスクロールした。
「あった」
ポポロは思いのほか早く見付かった。画面を少しスクロールした所に、でかでかと新作の本のタイトルが書かれていたのだ。
「陰性のアイツ…か」
明人は新しい本のタイトルを呟きながら、ポポロという名前をクリックした。
すると、ポポロの詳細なプロフィールと、小説の一覧が表示された!!
「す、すごい。
まだこんなに作品があったなんて…
読みたい、読んでしまいたい!!
あ…
いやまてよ、これはひょっとするとワンクリック詐欺かも知れない。
作品タイトルをクリックすると、怪しげなサイトに繋がり…
メールアドレスが闇社会に流れ、架空請求や脅迫まがいのメールが届き…
法的手段を取られた僕は、南の遥か彼方の無人島に送られ…
一生フジツボを食べながら、独り淋しく暮らすんだ…」
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