ケータイ小説作家に恋をしました。2


でも、阿川さんは違う。

手を伸ばせば届く場所にいて、こんな僕のことを理解してくれて、話しもしてくれる…


それに、阿川さんと一緒にいると何だか温かくて、自然と笑顔になれる。



そうか――


やっぱり僕は、阿川さんのことが好きなんだ。

でも…


ポポロが好きだという気持ちも、今までと変わらなずここにある。



ポポロがダメだから阿川さんを…

という、適当な思いでは阿川さんに失礼だし――



明人は、ポポロや阿川さんの気持ちを無視して、一方的に悩んでいた。


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