ケータイ小説作家に恋をしました。2


「見えた…


お前さんは、その女性の事が好きなのではないかと、自分でも思っている。

しかし、未だ半信半疑じゃ。

それは普通に考えて、他に好きな人がいる可能性が高い…ような気がする」

「はい、その通りです。僕にはケータイ小説家のポポロという最愛の人がいます!!」


「おおーっ
今日は勘が冴えているわい!!」

「勘?」


「い、いやいや…
かん…じの良い女性なのじゃな、と」

「あ、そうです。
書く文章が明るくて、何か励まされているような気がするんですよね」


占い師はニヤリと笑って、早口で確信に触れ始めた。


.