ケータイ小説作家に恋をしました。2


「ぱいぽ、ばいぽの~
しゅーりんがん…
きえ――――――!!


見えた!!
その女性の名前は…
阿…阿川。

明るくて、気配りのできる気立ての良い女性じゃ」

「す、すごい!!
当たってる!!」


明人は、占い師をスッカリ信用した。



「それで、僕はこれからどうすれば…」

「ここらは有料になるが、良いかい?」

「はい、お願いします!!」


占い師は、机の下で小さくガッツポーズをした。


「ふむふむ…
なるほどなるほど…」

占い師が水晶玉に手をかざしながら、ブツブツと1人で納得している様子を見て、明人は食い付いた。


「な、何が見えるんですか?」


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