神様の意地悪

わずかな距離だけど手を繋いで歩いた



『慎一、美味しかったね』


『美味かったな、おばぁさんの、ぬか漬け最高だったよ』


『やっぱり慎一も思った?』


『千尋、おばぁさんに、ぬか漬けの作り方、教えてもらえよ』


『うん!後で聞いてみるよ』


『千尋、明日、俺、仕事探しに行くよ』


『慎一、今の会社に辞めるって電話したの?』


『今日は慌ただしかったから明日の朝一に電話するよ』


『うん!私、携帯、解約するよ』


『俺も会社辞めたら解約する、一緒に新しい携帯買おう』


『うん、そうしよ、慎一、お金、大丈夫?』


『金は大丈夫!俺ちゃんと貯金してたし、毎月5万貯金してたし』


慎一は私に通帳を見せてくれた


通帳見て少しホッとした


私も少しだけ貯金ある


お年玉を貯めてたから(笑)


私と慎一は疲れたので寝る事にした