神様の意地悪

翌朝、いつも電車に乗ると慎一は居た


昨日の今日だと少し照れる



慎一の瞳には私が写る


私の瞳にも慎一が写る


わずか一区間だけど毎朝、逢える事に感謝した



一区間の間は、手を握り会話した



慎一の大きな手



笑うとエクボができる



照れると耳を触る


あっと言う間の一区間



『千尋、メールするよ』


『うん~!仕事頑張ってね』


私はサヤに慎一と付き合う事になった事を伝えた



『千尋~良かったね!初彼じゃん頑張ってね』


『うん!サヤありがとう』


私はキスした事は言わなかった



私は慎一の事で頭が、いっぱいだ



初彼だから?