私は彼の背中にしがみついた。


「酷いよ…ッ、わたし…」

「ごめんな。今まで。
これが俺の愛情表現なんだ。
若菜を利用して人気になるなんてこれっぽっちも思ってないよ。」


なにそれっ…


「嫉妬もしたんだろ?」

「はっ?!」

「安心しろ。1か月逢えなかった分愛してやるよ。」



………。



「…ねえ。」

「ん?」



「次回作も主演やってね?
それが、私を愛すことだから。」




だから私も書き続ける。



無限の愛を。








FIN*




「なんか上手くかわされたカンジ。」
「…気のせいじゃないですか?」

(彼の愛してやるって絶対ヤバいじゃん!!)






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