「橘サン、ちょっとコイツ借りても良いですか?」






"今後のことについて話したいんで"


と言って余裕の笑顔を見せた。







「ちょっと待って!
私も一緒に…」



柏木サンが説得する。





「やめとけ成美サン。
コイツ、本気出せば会社の1つくらい簡単に潰せますよ。」




克哉兄さんがそれを止めた。





会社の1つを簡単に…?!


監督の克哉兄さんも頭が上がらないなんて…



この人何者?!






「とりあえず行け。」



そう克哉兄さんに言われて、
世良修吾の後についていった。