そこにはスヤスヤと気持ち良さそうに眠
っている黒谷 星がいた。


睫毛長っっ‼︎


寝顔まで綺麗なんて…


そんな事を思いながら、ぼーっと彼を眺
めていると、突然彼が目を覚まし不覚に
も目が合ってしまった。


「っっ!」


慌てて逸らして窓の外を見る。


しかし窓の外を見ながら、先生の解説と
チョークのカンカンという心地いい音を
聞いているといつの間にか眠ってしまっていた。