憎しみという名の恋 ~光と影~


父親は…。


まぁ、いろいろと、な。


「叔母さん今日の晩飯は?」


「ビーフシチューよ。もうできてるけど 食べる?


「おう。」


叔母さんの料理は格別だ。


特にビーフシチューは。


「いただきます。」


うん、やっぱうめぇわ。


俺は少しの幸せを感じながら食っていた。


この幸せは、きっとビーフシチューだけのおかげじゃない。


――闇風…。


あいつはちゃんと飯を食っただろうか。


なんて柄にもなく女子を心配する。


あいつは細すぎる。


ちゃんと食ってんのか。


って何考えてんだ俺は


独りでノリツッコミしながら、明日も一緒に勉強できるかな?とか女子みたいなことを思いながら、晩飯を食った。